
無痛分娩をご検討の方へ
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無痛分娩について
当院では硬膜外麻酔による無痛分娩をおこなっています。
硬膜外麻酔を用いて、痛みを十分許容できる程度までコントロールする分娩方法の一つです。 -
対象となる方
ご希望があれば
どなたでも受けられます。
ただし、以下の場合には受けることができません。あらかじめご了承ください。- ・脊椎の疾患がある(背骨が変形している)
- ・分娩時にBMIが30を超える方
- ・日本語での意思疎通が困難な方(通訳など第三者を介しても不可です。)
- ・その他、何らかの理由で無痛分娩の実施が困難と判断される方
希望される方や検討中の方は、妊娠32週頃の健診の際に必ず院長から説明をお受けください。
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当院の無痛分娩の特徴
当院では、患者さんに安全・安心に無痛分娩を受けていただくために、無痛分娩の専門家と連携をしております。
- 知識・技術の
更新と共有 - 無痛分娩の全症例を全医師・助産師・看護師で振り返り、あらゆる患者さんに対応できるよう日々知識・技術の更新と共有を心がけています。
- 入駒メソッドによる
安全な無痛分娩の提供 - 入駒医師監修の無痛分娩マニュアルに則った方法を実施し、関わるスタッフ全員が、安全な無痛分娩を提供できるよう、マニュアルの徹底に努めています。
- 高度な
無痛分娩の管理 - 高度な無痛分娩の管理によって、より安全でより痛みの少ない無痛分娩を提供しています。
無痛分娩中はスタッフが付き添い、分娩の進行状況や母体・胎児の状況を見守ります。
当院の無痛分娩コンサルタント
入駒慎吾医師 (株式会社LA Solutions)
日本唯一の無痛分娩コンサルティング業、株式会社LA Solutions 代表取締役CEO
日本で数少ない、産婦人科専門医と麻酔科指導医の資格を持ち、2019年より一般社団法人日本無痛分娩研究機構(JOLAR)の代表理事就任 - 知識・技術の
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無痛分娩の
メリット・デメリット無痛分娩のメリット
- ・陣痛の痛みを大幅に軽減できるため、リラックスできます。
- ・外陰部や腟に傷ができた場合、縫合時の痛みがありません。
- ・分娩による疲労が少なく、産後の回復が早くなることが多いです。
- ・痛みが緩和することで、出産に対するストレスや不安を軽減できます。
無痛分娩のデメリット
- ・血圧が低下することがあり、血圧を上げる薬や点滴が必要になることがあります。
- ・かゆみが出ることがありますが、麻酔が切れると治まります。
- ・極めて稀ですが、硬膜下血腫、腫瘍などの報告があります。
- ・微弱陣痛になりやすく、分娩時のいきむ力が弱くなり、吸引分娩や鉗子分娩となることがあります。
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無痛分娩について
よくある質問-
無痛分娩でも痛みはありますか?
麻酔の効果によって、出産時の痛みは格段に抑えることができます。
しかし、完全にゼロになるわけではありません。圧迫感や収縮の感覚を感じる場合もあります。 -
産後の体力回復が早いと聞きますが、実際にはどうですか?
一般的に、麻酔の効果が切れるとすぐに動けるようになり、回復も通常の分娩と同程度です。
お産による肉体の疲労感は変わらなくても、痛みを取り除くことで精神的に安定し結果として「疲労感」が少なく感じるのかもしれません。 -
麻酔を使用することによって、赤ちゃんへの影響はありますか?
無痛分娩で使用する麻酔薬の量であれば、ほとんど問題になることはありません。
麻酔の副作用や稀な合併症が起こる可能性もありますが、母体と胎児の健康状態を継続的にモニタリングし、リスクが最小限に抑えられるよう管理することで、赤ちゃんへの影響を抑えることができます。 -
分娩が始まってから無痛分娩を希望することは可能ですか?
当院の無痛分娩は、あらかじめ入院日を決定しておこなう「計画無痛分娩」を実施しております。
分娩が始まってからのご予約がない無痛分娩の実施は、原則としてお断りさせていただいておりますが、そのときの状況により対応可能であれば対応いたします。
ご興味のある方は、妊娠32週頃の健診の際に必ず院長から説明をお受けください。 -
無痛分娩の費用はどのくらいかかりますか?
硬膜外麻酔による無痛分娩は、自費診療となります。
通常の分娩費用+11万円(税込)+薬剤費用
(処置内容や入院日数等により費用の増減がございます)
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